肩こりが「治らない」の真実?
2023/07/05
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「肩こり」と言う言葉が日本にいつ頃からあるのか、調べてみたら1688年に医師が診断の中で使っているという。300年を超える長いお付き合いと言うことになる。それなのに、肩こりに煩わされる人は、増える一方のようだ。一度なったら治らない、と思っている人が半数に上るとの統計もある。
肩こりがひどくなってくると、心配や苦痛のために病院、整骨、整体などをいくつか当たってみるけれど、「治るものじゃない」と説明され、受ける手当はどこでも同じ。そうこうしているうちに、何となく諦めてしまう。これが多くの人が辿っている道ではないでしょうか?あなたも同じ道に居るなら、この記事が役に立つかもしれません。
ただし、長文なので何度かに分けて投稿していきます。そして、色んな原因で肩は凝るので、徒手療法で対応できる分野が中心になります。
I. 肩こりの定義と特徴の説明
A. 「肩こり」ってどんなもの
ひどい肩こりは本当に辛いものですが、まずは一緒に肩こりの定義と一般的な症状について確認していきましましょう。肩こりは、肩部の筋肉や組織に異常な状態や緊張が生じ、血流が制限されることで引き起こされます。
肩こりにはさまざまな症状が現れることがあります。一般的な症状としては、次のようなものがあります:
1.首や肩の痛み:肩の周囲や首の付近で痛みや張りを感じることがあります。長時間同じ姿勢を続けたり、緊張やストレスが原因となることがあります。
2.筋肉の硬さと制約:肩こりのある方は、肩や首の筋肉が硬くなり、伸縮が制限されることがあります。肩や首を動かすときに違和感や制約を感じることもあるでしょう。背中全体が張ってくることもあります。
3.頭痛やめまい:肩こりが進行すると、頭痛やめまいなどの症状が現れることがあります。肩と頭部の筋肉のつながりからくるものです。
4.疲労感と不快感:肩こりが続くと、肩や首の疲労感や不快感を感じることがあります。これは、血行不良や筋肉の緊張によるものです。
これらの症状は、デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けることやストレスが原因となることが多いです。しかし、個人によって症状や影響が異なる場合もあります。
B. 肩こりの身体的特徴と制約
次は、肩こりが引き起こしがちな、身体的な変化や制約を紹介しましょう。デスクワークをされている50代の方にとって、肩こりはより深刻な問題となることが多いです。
肩こりになると身体にはいろんな変化が顕れます。
1.筋肉の硬さと緊張:肩こりによって、肩や首の周辺の筋肉が硬くなり、緊張が生じます。この緊張は、日常の動作や姿勢に制約をもたらすことがあります。
2.姿勢の変化:肩こりが進行すると、姿勢に変化が現れることがあります。例えば、肩が前に丸まったり、首や背中が曲がったりすることがあります。これは、筋肉の緊張によって引き起こされるものです。
3.血流の制限:肩こりによって筋肉が緊張すると、血流が制限されることがあります。血液や酸素の循環が悪くなるため、筋肉や組織への栄養供給が減少し、症状が悪化する可能性があります。
4.関節の制約:肩こりによって、肩や首の関節の可動域が制約されることがあります。肩や首を動かす際に違和感や制限を感じることがあるかもしれません。
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これらの身体的な変化や制約は、日常生活において不快感や機能の低下をもたらす可能性があります。しかし、肩こりには対策や予防方法がありますので、まずはお気軽に試していただき、自分に合った適切な対処方法を見つけることが大切です。ただし、無理は禁物です。また、内臓の病気が原因でないことは、始めに確認しておくとも提案しておきます。
II. 「肩こり」のでき方は?
なるべくシンプルに考えたいけれど、肩こりでは、きちんと順序だててひも解くのが良いと思い、詳しめに書いていきます。
A. 筋肉の緊張と硬化
1.筋肉全般に起きる緊張と効果
筋肉の緊張と硬化は、肩こりの主要な原因の一つです。筋肉は、身体の安定性や運動をサポートする重要な役割を果たしています。しかし、長時間同じ姿勢を続けたり、重い荷物を持ち続けたりすることで、筋肉が過度に緊張し、硬化することがあります。そして、筋肉の緊張が続くと、以下のような状態が起きることがあります:
1)血行の悪化: 筋肉が緊張して硬くなると、血液や酸素の循環が悪くなる傾向があります。これにより、筋肉や周囲の組織への栄養供給が減少し、疲労物質や代謝産物が蓄積しやすくなります。
2)筋疲労の増加: 長時間同じ姿勢を続けたり、同じ動作を繰り返したりすることで、特定の筋肉群が疲労しやすくなります。筋肉が疲労すると、筋力や持久力が低下し、さらなる緊張を引き起こすサイクルに陥る可能性があります。
3)筋肉の制約: 筋肉の緊張と硬化によって、関節の可動域が制約されることがあります。例えば、肩や首の周りの筋肉が硬くなると、正しい姿勢を保つことが難しくなり、肩こりが悪化する可能性があります。
4)筋肉の緊張と硬化は、肩こりの根本的な原因の一つであり、対策としては筋肉の緊張を緩めるストレッチや適切な運動、リラクゼーション法などが有効です。また、定期的な休憩や姿勢の改善も重要です。
それではここから、使われ方が異なるからだの部位と、それらを構成する疲労する筋肉について具体的に説明します。
以下は、デスクワークで良く使う身体の部位とそれに関わる「疲労しがちな筋肉」です。自分では気づいていない筋肉の方が多いのではないでしょうか。ストレッチなどケアの参考にしてみてください。
①首 : 脊椎起立筋、僧帽筋、斜角筋、頚椎多裂筋など
②肩 : 上腕二頭筋、上腕三頭筋、菱形筋、三角筋など
③上腕: 大胸筋、肱二頭筋、肱三頭筋など
④背中: 広背筋、脊柱起立筋、大円筋など
⑤胸 : 胸大筋、前鋸筋、内側胸筋など
⑥前腕: 腕二頭筋、腕筋、掌屈筋、背屈筋など
⑦手指: 指屈筋、指伸筋、指内転筋、指外転筋など
これで全部というのではありませんが、デスクワークにおいて特に緊張しやすい部位として挙げられます。実は、それぞれの部位で、異なる役割と収縮のタイプが存在します。あなたがよくする作業では、どの筋肉をたくさん使うでしょうか。
①前腕:キーボードやマウスを使用する際に頻繁に動かす部位であり、断続的な収縮が主な特徴です。
②腕二頭筋や腕筋:指や手首の動きを制御し、キーボードのタイピングやマウスの操作をサポートします。
③掌屈筋や背屈筋:手首の屈曲や伸展を担当しています。
④手指:マウスやキーボードの操作においても重要な役割を果たします。指屈筋や指伸筋は、指の屈曲や伸展 を制御し、指先の動きを調整します。
⑤指内転筋や指外転筋:指の内側や外側への動きを制御します。物をつまむときの動きです。
これらの部位では、デスクワークにおける役割が異なるだけでなく、収縮のタイプも異なります。断続的な収縮が必要な前腕の筋肉は、短い間隔で収縮と弛緩を繰り返します。
一方、手指の筋肉は、キーボードやマウスの操作によって連続的に収縮し続けることがあります。また、持続的な収縮が必要な姿勢の維持にも関与しています。
デスクワークでは、これらの部位の筋肉は頻繁に使用されるため、疲労しやすくなります。適切なストレッチや筋肉のほぐしを行うことで、筋肉の緊張を緩和し、肩こりや手の疲労を軽減することができます。
次回は、この3タイプの収縮と疲労について書いていきます。収縮のタイプによって疲労の内容が変わるのです。
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