整体院グランツ武庫之荘

「肩こりは治らない」の真実?(3)

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「肩こりは治らない」の真実?(3)

「肩こりは治らない」の真実?(3)

2023/07/12

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こんにちは、武庫之荘の整体グランツ武庫之荘の代表山田浩司です。肩こりは本当に治らないのか?をデスクワークを題材にして真剣に綴っています。

まず、前回までのおさらいです。

【A. 筋肉の緊張と硬化のまとめ】:

筋肉の緊張は、意識的に心身をリラックスさせると、解くことが出来ます。でも筋肉の緊張が続くと、筋繊維が収縮し続けることで硬くなっていきます。硬結(いわゆるコリ)になってしまうと簡単には解れません。この状態では、筋肉が十分に伸びることも縮むこともできず、血液循環も悪くなるため、不快感や疲労感が生じることがあります。デスクワークなどの長時間の同じ姿勢や動作の繰り返しによって引き起こされることがあります。

前回は、筋肉の緊張が筋肉のコリに変わるメカニズムを3つのタイプに分けて説明しました。

【筋肉の使い方と疲労タイプ】

1.断続的な筋肉: 例えば、キーボードのタイピングやマウスのクリックなどが該当します。一定の周期で筋肉を緊張させるパターンです。反復的な動作によって同じ筋肉が繰り返し収縮し、その結果として筋肉の緊張と硬結が生じることがあります。

 

2.連続的な筋肉: デスクワークでは、手首をキーボード上に浮かせた腕の状態が該当します。筋肉を一定の緊張状態に保ち続けるパターンです。例えば、マウスを握りしめたまま長時間作業を続けることがこれに該当します。筋肉が常に緊張しているため、徐々に硬結に変っていくことがあります。

 

3.持続的な筋肉: 例えば、デスクワーク中に姿勢を保つことがこれに該当します。 長時間同じ姿勢で静止していることによって筋肉の緊張が生じるパターンです。筋肉が持続的に緊張しているため、硬化が進行しやすくなります。

 

これらの筋肉の使い方と経路によって、筋肉の緊張と硬化が引き起こされ、反復性疲労損傷の一因となることがあります。デスクワークにおいては、これらの筋肉に注意を払い、適切な休憩やストレッチを行うことが重要です。また、適切な姿勢や作業環境の整備も筋肉の緊張と硬化を軽減するために役立ちます。

 

それでは、本題です。

B. 血液循環の障害

肩こりが起きる体側の要因の一つに、デスクワークでの血液循環の障害があります。詳しめに観ていきましょう。

血液循環が妨げられると、酸素や栄養素の供給が十分に行われず、老廃物の排出も適切に行われなくなります。これによって筋肉の機能が低下し、肩こりが引き起こされることがあります。以下では、デスクワークにおいて血液循環が体のどこで起きやすいか、どのように起きるのかについてまとめてみました。

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1.肩部の血液循環障害:

デスクワークでは、長時間同じ姿勢を続けることがよくあります。特に肩や首の筋肉は、パソコン作業などで常に緊張状態にあります。この緊張が血管を圧迫し、血液の流れを妨げる可能性があります。また、筋肉の緊張や硬化によって、血管自体も圧迫されることがあります。これにより、肩部の血液循環が阻害され、十分な酸素や栄養素の供給が行われなくなることで肩こりが発生します。

 

2.腕や手指の血液循環障害:

デスクワークでは、キーボードやマウスを使った作業が頻繁に行われます。指や手の筋肉はこれらの作業によって繰り返し使用され、長時間同じ姿勢を維持することもあります。指や手の筋肉が緊張し続けると、血液循環が阻害される可能性があります。特に、手首や指の関節周辺の血管が圧迫されることで、血流が制限される場合があります。この結果、指先や手のひらの血液循環が低下し、冷えや痛みを感じることがあります。

 

3.下半身の血液循環障害:

デスクワークでは、長時間座ったままの姿勢を維持することが多いです。この姿勢は下半身の血液循環に影響を与える可能性があります。座った状態では、下半身の筋肉の活動が制限され、静脈血液の流れが滞りやすくなります。特に、太ももの裏側やふくらはぎ周辺の筋肉が緊張している場合、血管が圧迫されて血流が制限されることがあります。これにより、下半身の血液循環が低下し、むくみや冷えを引き起こすことがあります。

 

以上のように、デスクワークにおいて血液循環の障害が起きやすい部位は肩部、腕や手指、下半身などです。長時間椅子の上で同じ姿勢を続けることや筋肉の緊張によって、血管の圧迫や血液の流れの妨げが起こる可能性があります。これにより、肩こりや冷え、むくみなどの症状が現れることがあります。血液循環の改善が重要であり、定期的なストレッチや運動、姿勢の改善などが役立つことがあります。

 

4.頭部の血流低下

肩こりがあるとデスクワークの効率が3割ほど下がっている、というデータもあるようです。脳への血流が下がってしまうことが原因だと考えられます。

デスクワークが持つ以下のような要素によるものと考えられます。

 

【血行に影響する要素】

1)姿勢と血流

長時間のデスクワークによって首や背中の筋肉の緊張を引き起こし、血液循環を妨げる可能性があります。血管や血液の流れが制限されることで、脳への血液供給が減少し、血流の低下が起こる可能性があります。立っていても、じっとしてると首や背中はコリやすいですものね。スタンディング・デスクを使う時の足の位置は、左右均等に開くよりも前後に開くことが推奨されています。

 

2)運動不足

デスクワークの多い生活では、長時間座ったままの作業を続けると、立って作業するよりも運動不足になりやすいですね。運動不足は全身の血液循環を低下させる可能性があり、脳への血液供給も減少する可能性があります。循環器系が「省エネモード」になってしまうのです。

 

3)眼精疲労

デスクワークによる集中的な画面作業や目の疲労は、眼球周囲の血液循環にも影響を及ぼすことがあります。つまり、「目の疲れ」はピントを合わせづらくなるだけではなく、眼球の周りの血管の緊張や疲労により、血液の流れが制限され、脳への血液供給が低下することにつながることがあるのです。

 

これらの要素により、デスクワークが作業の中心になっている人は、脳の血液循環の低下のリスクが高まる可能性があります。集中力や認知機能の低下、頭痛、疲労感などの症状が現れたら、脳への十分な血液供給が維持されていないのかもしれません。適切な休憩や運動、適度な姿勢の保持などを通じて、脳の血液循環を改善することがとても大切です。

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