整体院グランツ武庫之荘

「肩こりは治らない」の真実(2)

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「肩こりは治らない」の真実(2)

「肩こりは治らない」の真実(2)

2023/07/08

Googleからの方は、中ほどの【ココから続きです】まで飛ばしてください。

こんにちは、武庫之荘の整体グランツ武庫之荘の代表山田浩司です。肩や首以外の筋肉の疲労が「肩こり」「くびこり」をひき起こしている。そして最近は、首こり肩こりの主な原因はデスクワークだと言われつつあります。そこで、適切な対策のためにデスクワークと筋疲労の関係を知ることから始めましょう!ということで、前回は、デスクワークで使う筋肉は3タイプの収縮がある、と書きました。収縮のタイプによって疲労の内容が変わるのです。ということは、ケアの仕方も変わりますね?!今回は、その3タイプの収縮と疲労について書いていきます。

 

3.筋肉の収縮タイプと疲労の特徴

 

筋肉の収縮は、断続的、連続的、持続的の3つのタイプに分類されます。それぞれの収縮タイプごとに疲労の特徴を整理しました。

1)断続的な収縮の疲労:

断続的な収縮は、短い間隔で収縮と弛緩を繰り返す特徴があります。この収縮タイプによる疲労では、次のような共通点が見られます。

①筋肉の疲労感: 収縮と弛緩の繰り返しによって、筋肉は疲労感を感じます。この疲労感は、断続的な動作の継続によって徐々に増していく傾向があります。

 

②筋力の低下: 疲労が進むと、筋肉の収縮力や持久力が低下します。このため、継続的な活動が困難になり、筋肉のパフォーマンスが低下します。

 

そして、収縮のタイプによっても疲労の特徴に違いがあります。断続的な収縮の疲労は、他の収縮とちがっているのは、回復のしやすさでしょう。

つまり、断続的な収縮による疲労は、一時的な疲労感が比較的早く回復する傾向があります。収縮と弛緩が交互にテンポよくできたなら、筋肉に休息の時間が産まれるからです。ところが、海外ではRSIという捉え方があるのです。

 

③RSI(反復性疲労損傷): 断続的な収縮によって刺激を受けることで、筋肉の疲労は反復性疲労損傷として現れることがあります。(よう分からん^^;)

RSIという呼び方は日本ではなじみがないのですが、カナダ、アメリアでは労働安全衛生の視点で国のガイドラインがあります。ちなみに、山田は第一種衛生管理者(国家資格)です。カナダで2012年に掲載されたwebを要約してみました。

「以前は、RSI はスポーツで発生することが最も一般的だったので、「テニス肘」や「ゴルフ肘」と呼ばれていました。これらの傷害は一般に労働者の間では認識されておらず、一部のある職業に関連した症状として別の呼び方で報告されていました。しかし、事務員から削岩機のオペレーター、メンテナンス作業員からタイピストに至るまで、さまざまな職種で RSI がますます一般的になりつつあります。

多くの労働者はRSIという概念になじみが無いので、日常的な痛みや違和感は無視され、怪我と業務との関連性に気づきにくいのです。痛みは、症状が進行している可能性に対する体からの警告です。原因が取り除かれなかったり、原因になっている作業から離れなかった場合、損害は永久的かつ取り返しのつかないものになることもあります。つまり、怪我が重篤になり、痛みに悩まされ、一生動けなくなる可能性があります。」

原文はこちら→ カナダの説明:https://psacunion.ca/repetitive-strain-injuries

 

【Googleからの方はココから続きです】

 アメリカの国立衛生研究所(NIH)は、「反復運動障害(RMD)」と名付けて、ケガの部位に「筋肉、神経、腱、靱帯などの体内の軟組織」、「首、背中、腰、膝、足、脚、足首にも発生する可能性があります」と説明し、なりえる作業に「流れ作業、バーテンダー、肉詰め、裁縫、楽器の演奏、コンピューター作業などの反復的な作業」を挙げています。そして、「適切な対応により受傷した人のほとんどは完全に回復し、原因になった作業を管理すれば再発せずに過ごせる」としています。

原文はこちら→NIHの説明:

https://www.ninds.nih.gov/health-information/disorders/repetitive-motion-disorders

 

 つまり、スポーツのように激しい動き、きつい動きがないと思われがちなデスクワークでも環境によっては「スポーツと同じような怪我につながる」のです。腱鞘炎、ばね指、手根管症候群、などは、そうした怪我の一種なのです。つまり、指、手、腕のむやみなストレッチは、かえって症状を悪化させるリスクがあるのですね。

 

2.連続的な収縮の疲労:

連続的な収縮は、収縮を継続的に行う特徴があります。この収縮タイプは、同んな作業であれ、疲労の様子に次のような共通点が見られます。

①持久的な疲労感: 収縮を連続的に行うため、筋肉は持久的な疲労感を抱えます。筋肉が長時間収縮し続けることで、疲労感は増加していきます。

 

②筋力の低下: 持久的な活動による疲労では、筋肉の収縮力や持久力が低下します。筋力の低下により、パフォーマンスが低下し、継続的な活動が困難になります。

 

3.持続的な収縮の疲労:

持続的な収縮は、収縮を一定の力で持続的に行う特徴があります。この収縮タイプの作業では、次のような疲れ方をします。

①継続的な疲労感: 収縮を一定の力で持続するため、筋肉は持続的な疲労感を感じます。筋肉が長時間収縮し続けることで、疲労感が蓄積していきます。

 

②高負荷疲労: 持続的な活動による疲労では、筋肉には高い負荷がかかります。このため、筋肉の疲労は主に「高負荷疲労」として区別されます。

 

以上のように、収縮のタイプによって疲労の特徴には共通点もあれば、相違点もあります。これらを理解することで、適切な対策やリカバリー方法を選択する助けにしていただけると嬉しいです。

とくにデスクワークで「指が動かしにくい」くらいの感じであっても、状況に依っては、ばね指、腱鞘炎、手根管症候群などと同じRSI(RMD)に分類されスポーツ障害と同じ状態(初期には冷やすこと、原因の作業をしばらくやめて筋肉を休ませることが基本)だという記事があることを紹介しました。(続く)

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