手首の痛みは鎖骨で

鎖骨がずれて手首が痛くなったお話

 

こんにちは グランツ武庫之荘の代表山田です。

今日は、 机やベッドに手をつくと、手首が痛い。 ある日 気づいたらそうなっていて、原因となるような出来事が、何も思い浮かばない。 そこで鎖骨の調整をしたら、手をついても手首が痛まなくなった。そういう60代の男性のお話です。

 

この方は、 ベッドや机に手をつく動作をこれまで気にしたことがないので、普段どれぐらいしているか、してないかということもよくわからない状態でした。 普段の日常生活で自分がどんな動作をしているかというのは誰しも、痛みを感じて始めて、実感することができるものだと思います。

　 手首にサポーターを巻いて一週間ほど様子をみたが、変化は感じられない。 市販の痛み止めを貼ってみたけれども、効かないので腱鞘炎ではないように思う。気になりだすと何をするにも煩わしいと、手首の痛みに相当お困りのようでした。

　 私どもで。 腕の上げ下げ、 手首の曲げ伸ばしをしてもらい、 そのやりやすさや痛みの有る無しをお尋ねしました。 不具合は感じられないということだったので、 手首そのものの関節には問題が無さそうと判断しました。

　 次に、ひじを伸ばした状態で、手首を強めに反らせてもらうようお願いしました。

これは体重をかけるほど強い力ではなく、痛みを感じたらすぐに元に戻せる状態でのチェックです。すると、ある程度力を入れると痛みが出てくると言うことが分かりました。 そこで今度は、肩をぐるぐると軽く回して貰いました。

　 この時に、 痛みはないけれども肩がゴリゴリなっている気がすると教えてくれました。 そこで、 何かのきっかけで鎖骨の位置が微妙にずれているのではないかと、見立てました。 そうして鎖骨を、10秒ほどかけて調整しました。

　　 もう一度、肩をぐるぐる回してもらうと、ゴリゴリはしないとのことです。 次に、 肘を伸ばして、手首を強めにそらせてもらいました。 痛みはなくなっているとのことでした。

ここで、ようやくはじめのお困りごと。 ベッドや机に手をつくと手首が痛い。 というところにたどり着きました。 実際にそうっと手をついてもらい、 痛みの出ないことが確認できました。 体重を掛けてみても大丈夫とのことです。

　　 するとその方はこうおっしゃったのです。 これで腕立て伏せが安心してできます。

　 お伺いしてみると毎週一回は、 汗をかくほどの腕立て伏せをしているとのことです。

 

それで、私は心の中でつぶやきました。 心当たりがないって言ってたけど、 鎖骨がねじれたのは、腕立て伏せを頑張りすぎたのが原因じゃないかな？ 腕立て伏せに使っちゃいけない筋肉を使っちゃったんだろうなあ。

 

　　　 腰や腕、手首が 痛み出したときに、原因に心当たりがないということは珍しくありません。 その原因が、普段の生活の中で何気なくとっている動作なら、気づくことが一層難しくなります。でもきっと、原因はあるのです。 お困りでしたら。ぜひ一度グランツ武庫之荘にご相談ください。